静岡駅前店の春田です。
今回は目の状態についてご紹介します。
近視ってなに?
近視は遠くのものを見たとき、網膜の手前にピントが合っている状態です。
一般に遠くのものはよく見えませんが、近くのものはよく見えます。軽い近視の場合は、眼から離れたものがはっきり見えますが、強い近視の場合は程度に応じて眼から離れたものが見える距離が短くなります。
遠視ってなに?
遠視とは目の筋肉を使わない状態のとき、遠くのものが網膜の後ろにピントが合っている状態です。
遠視の眼はメガネをかけないままでは 遠くを見たときにピントが合いませんが、年齢が若い人ほど、ピントを合わせる調節力が働きます。そのため、この調節力の程度に応じて、遠視の状態を一時的 に消却できることがあります。実際に、若い人で軽い遠視の人は遠方がよく見えるということがあります。
近くのものを見るときに必要な度数を調節によって代償できる遠視であれば、裸眼視力はよく、視力障害を訴えることはほとんどありません。しかし、幼児期および小児期に近方明視を調節で代償できないほどの遠視がある場合には弱視になる可能性が高いと言われています。
一般に視力発達は9才頃に完成すると言われていますので、弱視が疑われる遠視眼ではできるだけ年齢が低いにうちに矯正を開始する必要があります。
乱視ってなに?
水晶体が調節を休止した状態にあるとき、角膜や水晶体のたてとよこの曲率が異なっているため、焦点が2つになってしまう眼の状態を乱視といいます。
乱視には正乱視と不正乱視の2種類あり、全く異なります。正乱視は、乱視レンズで補正することができ、メガネが得意な分野です。不正乱視はまさに規則性がなく、病気になったときに起こることがあります。
前述した正視、近視、遠視は、たて方向やよこ方向共に同じ位置に焦点を結びます。しかし、正乱視は同じ位置に焦点を結びません。一例をあげると、たて方向が正視でよこ方向が遠視という組み合わせの乱視があります。