老視ってなに?

老視は一般に老眼と呼ばれ、水晶体の柔軟性が少なくなり、近くを見るためのピント合わせの力が弱くなり、見える眼のことをいいます。

私たちの眼は、遠くから近くまで自動でピント合わせができるようになっていますが、眼の中の筋肉の働きが衰えると、遠近のピント合わせの範囲が狭まってしまいます。

実は、ピント合わせの範囲の狭まりは14歳頃から起こり、だいたい35歳~40歳頃から近くの物に対する見えづらさを自覚しはじめます。一般に遠視の方は早く、近視の方は遅く、老視に気が付く傾向があります。

老視の症状には下記のようなものがあります。

・夕方になると、昼より見えにくくなる
・近くが見えづらい
・細かい字が見えづらい
・眼が疲れる(首筋や肩がこる)
・暗い所で字が読みにくい
・手元で作業をしていて、遠くに視線を移すと一瞬ぼけて見える